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介護は感情労働というのは本当に可能なのか

介護

介護は感情労働と言われるが

介護は感情労働だとされているけれど、
感情労働のできばえ、評価は困難で、
現状は評価されていません。

介護では細やかな感情のやり取りが
されなければよい介護とは言えません。

たとえば、高齢者は若い世代が想像
する以上に敏感な心になっています。

介護者が何とも思っていない一言が
身にしみて温かく感じることもあれば、
忙しさにまぎれてほんの少し素っ気ない
態度で傷つくこともあります。

普段の人間関係が信頼に基づいて
いることが最も大事です。

そのための配慮として、
話ときも、ゆっくりと低めの声で
話すことが必要です。

できるだけ、目の高さを高齢者と
同じになるようにして、
高齢者の心をほぐします。

話は一つのテーマが終わってから
次に移ります。

一度にたくさんのことを話しても
混乱するだけです。

また、直接関係のないことでも、
一声かけてから作業することを
心がけることで、高齢者が存在を
認められていると感じられます。
基本的に高齢者に対する思いやりを
持って、それが言葉や態度に表れて
いることで、高齢者に伝わります。

演技と介護

ホックシールドは舞台演出の理論に
依拠して、感情管理(労働者が自分
自身にはたらきかける)を行う
手段として演技に注目します。

感情労働を要請する職業を遂行
するには、

何をいかに感じるべきかに
ついて規定する「感情規制」が
あって、その感情規制に則って
外見を維持しようと努力することに
なるとしています。
演技の仕方には、表層演技と
深層演技の二種があり、
どちらでも、演技者は中心的な
自己である「私」から、演じる
役を切り離すことができなければ
ならない。

演技でない介護で燃え尽きにならないためには

演技者には台本があり、何度も
練習することも許されますが、
介護者には台本がなく、練習も
できず、刻々と状況が変化し、

しかも相手も演技者ではないので
演技として考えるということは
相当無理があります。
ではどうすればいいかといえば、

少なくとも介護の仕事をしている
間は、演技ではなく、相手への
思いやりと、深い愛とで
接していかねばならないという
ことになるでしょう。
感情労働という割り切りには
相当の無理があります。
そうすると、どうすれば、無理なく
思いやりと深い愛で高齢者と
接することができるかが
問題となるでしょう。

そのために必要なことは

まず普段から高齢者と接するために
心身のコンディションを整えて
おくことが必要です。

個人的な不調、悩みがあれば
思うようによい介護はできません。

そして、なにより、仕事に対し
生きがい、やりがいを感じて
いることが大事です。

仕方なく働くということでは
よい介護はできません。

勿論介護技術は普段から
自分で磨きをかけておく
ことです。

さらに、人との接し方の能力を
高めるため、日々自分の作業結果に
ついて内省して、改善点、良い点を
積み重ねていくことも重要です。

演技に神経を使うよりも、
高齢者と接している間くらいは、
全力で相手のために奉仕するという
気持ちになることの方が
だいじです。

燃え尽きというのは、一生懸命
やっているのに、相手も
周りも評価してくれず、
絶望的になることでしょう。

燃え尽きを防ぐのは演技ではなく、

高齢者と接するときは、その時に
必要な全ての能力を発揮し、
それを離れたら、客観的に
内省し、改善していくという
プロ意識です。
ホリスティック メンタルヘルスケア
では、このような介護者として
必要な人間としての能力を
高めるためのトレーニング法を
支援しています。
ホリスティック メンタルヘルスケアの
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